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IO DATAのHDL2-AシリーズでRAID崩壊したときのサルベージ

カテゴリ: Linux,サーバ

表題の通り、IO DATAのHDL2-AシリーズでRAID1の運用をしていたLAN DISKがRAID崩壊しました……。

一度電源を切り、再度電源を付け直すも、STATUSランプが赤点滅、起動後ビープ音10回という状態は変わらず。マニュアル(PDFファイル、p.144)によれば、「STATUSランプが赤点滅、起動後ビープ音10回」はRAID崩壊とのこと。

これは愈々終了のお知らせかと思いましたが、状態を確認してみると、ブラウザから管理画面は普通に開けました。ただし、ディスク容量や状態などは取得できずの赤表示。ディスクチェックも途中でエラー終了、とデータ領域は完全にダメな感じでした。

調べてみると、HDL2-Aシリーズはデータ領域と同じHDDにOSが同居しているらしいです。仮にそうであれば、「管理画面が開く(=OSが起動する=OSの領域は無事)」ということは、HDDのパーティションは生きていると推測されます。

試しに、

  1. LubuntuをUSBに入れて、PCに挿してインストールせずにLubuntuを起動
  2. LAN DISKの上蓋を外してHDDを取り出し、Lubuntuが起動しているPCにSATA-USB変換ケーブルで直挿し

として、ディスクが認識されるか確認しました。

結果は……残念ながら、上の記事とは異なりDisksの中に一覧としては表示されませんでした(そのままではディスクを認識せず)。

それでも、上記の「OS領域が無事」ということに一縷の望みを託して、マウントのコマンドを叩いてみることにしました。

ターミナルを開いて


$ sudo parted -s /dev/sdc print

今回、/dev/sdaはLubuntuを起動しているUSB、/dev/sdbはPC本体のHDDという構成になっていたため、外付けした問題のLAN DISKのHDDは/dev/sdcとして認識されていました。そのため、上記のようなコマンドに。

すると、表示されている容量から6番目/dev/sdc6がデータ領域だと確認できました。パーティション情報と容量を見ることができたので行けるかもしれないと思い、ディレクトリを作ってそこにマウントさせます。


$ sudo mkdir /media/usbhdd

まずはディレクトリを作成し


$ sudo mount -t xfs -r /dev/sdc6 /media/usbhdd

作成したディレクトリに、LAN DISKのデータ領域をマウントします。

すると……見えました!一部開けないディレクトリがあったり、空っぽになっているディレクトリがあったため、完全ではありませんが一部のデータはサルベージすることができました。

同じ方法でRAID1のもう片方のHDDをマウントすると、今回はたまたま故障領域がディスクごとに異なっていたようで、こちらは先ほどのディスクでは閲覧できなかったディレクトリを開くことができたので、それぞれのディスクの読める領域を足し合わせて救えるデータを増やすことができました。

※今回の方法はかなり上級者向けだと思われるので、実施する際はデータ全損のリスクも考慮した上で、自己責任でお願いします。

備考

今回は使いませんでしたが、NTFSフォーマット、書き込み可能な状態でマウントするには以下のコマンドになります。


$ sudo mount -t ntfs -w /dev/sdc6 /media/usbhdd

また、アンマウントは


$ sudo umount /media/usbhdd

mountumountコマンドの使い方の備忘録として。

参考

この記事を見付けることができなければ、今回のデータのサルベージはできませんでした……。

タグ: トラブル対処

 



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