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WordPressもくもく勉強会 第13回 参加レポート

カテゴリ: WordPress

目次

  1. 勉強会について
  2. ショートセッション
  3. 勉強会・懇親会
  4. まとめ

勉強会について

WordPressでのサイト制作・サイト運営・ブログ(ライティング)・プラグイン制作を勉強するための勉強会&もくもく会です。
  • 「もくもく」の意味は、個人でコツコツと学習するという意味です。
  • 学習中にわからないことがあれば、みんなで考えましょう!という勉強スタイルです)^o^(
WordPressもくもく倶楽部 at コエド | Doorkeeper

 

今回の勉強会について

 

ゲスト

Paul McMahon(ポール・マクマホン)氏
(Doorkeeper株式会社 CEO)

 

概況

私は2月に続いて2回目の参加でした。

DoorKeeperを見ると50~60人くらい参加されたようで、実際2月よりも人が多かったと思います。

ショートセッションはどちらも基本的な内容でしたが、それだけにWPでのサイト作製の上では覚えておきたい内容でした。

勉強会では、自分が時折アドバイスする場面もありました。

cssを使ってGoogleフォントをテーマのメニューに適用させたり、展開したいサービスとWPの機能のすり合わせをしたり…。

初対面の人でもWPを通じて話をすることができる場という存在があるということは良いことだと思いました。

 

ショートセッション

1.「10分間でわかるWordPressのファイル構成」

登壇者:坂本倫朗さん

スライド:http://www.slideshare.net/michirosakamoto/10wordpress

 

WP4.5のファイル構成の簡単な説明。

  • 基本的にwp-adminとwp-includesはカスタマイズ用途では触らない。直下のファイルも触らない。
  • wp-contentの中を気にすれば良い、と覚えておけばテーマカスタマイズ時などに便利。
  • wp-includes/template-loader.phpで各テンプレート階層のファイルを読む模様。
    触らないから、といって気にしないのではなく、中でどう動いているのかを知った方が良い。
    知ることができれば、アクションフックのタイミングなど、カスタマイズの幅も広げることができる。

 

2.「(仮題)テーマを作りたい人にも、カスタマイズしたい人にも、きっと役に立つテーマ設計のキホン」

登壇者:相原知栄子さん[1][2]

スライド:http://www.slideshare.net/ChiekoAiharaKapparu/20160430coedo

Q.WPを何故使うのか?

A.公開したい情報があるから。

サイトを作製すること自体が目的ではない…はず。

Q.では、「誰に?」「どのように?」といった点を意識したことがありますか?
A.5W1Hを明確にすることによって、サイトの構成やレイアウト、デザインが変わってくる。目的とターゲットの設定は重要。
Q.サイトマップ作ったときに、どのコンテンツで固定ページと投稿を使い分けるかパッと出てきますか?(投稿に対するカテゴリーやタグも)
A.
  • 投稿タイプ:固定ページと投稿の違い
    • 固定ページ
      • 親子関係を作れる
      • 時系列を意識しない
    • 投稿
      • 時系列アーカイブを持つ
      • カテゴリ・タグによる分類が可能
  • タクソノミー:カテゴリーとタグの違い
    • カテゴリー
      • 親子関係を作れる
    • タグ
      • 並列(階層構造持たない)。アイテムがごちゃごちゃある感じ。

※カスタム投稿やカスタムタクソノミーはひとまず置いておく

Q.テンプレート階層、知ってますか?

A.テーマ内のテンプレートのphpがWP側でどれを使うか、と決定するルール。

どのファイル(名前)を使うか、デザインややりたいことによってきちんと最初に設計すると製作が楽になる。

 

私見

いずれも基礎の話ですが、それだけに非常に重要なこと。

サイトを作製する際に常に意識しておきたいです。

 

勉強会及び懇親会

WPとの付き合い方

「なんでもかんでもWPでやろうとする」というのはあまり良くないという話を何度か耳にしました。

“サイトを作製する目的が何か”を明確にして、目的に対してツール・CMSを使い分けた方が良い、という認識です。

それは、どのツール・CMSにも得手不得手が存在するので、上手く使い分けることで大規模なカスタマイズを減らせると良い、ということです。

結果的に

  • 工数削減
  • (あまり変なことをさせずに済むので)サーバやプログラムに負荷をかけない
  • (自前のカスタマイズ部分を減らすことで)不要なセキュリティリスクを回避できる

などのメリットが生まれます。

結果的に、クライアントの満足度も上げやすくなる、ということに繋がります。

 

まとめ

投稿タイプやカテゴリ・タグの話について

WPは静的サイトと異なり、一度サイトの構築を始めると大きな方向転換が難しい(例:投稿をカスタム投稿にする、など)。

そのため、最初の段階で技術的な設計をしっかりすることが後の混乱や工数の増加といったトラブルを回避することに繋がる、ということを改めて認識しました。

また、テンプレート階層などの仕組みをしっかり理解することで活用法も広がる、ということも考えられます。

いずれにしても、WPの基本的な機能をしっかり理解することが、WPを上手く活用するための第一歩なのだと感じました。

 

ツールやCMSを使い分けるということ

  • WPはブログツールが元なので時系列、あるいはカテゴリやタグといった分類でアーカイブを作るコンテンツには向いている。
  • 検索機能がデフォルトで付いているため、検索がメインになるコンテンツにも比較的容易に対応できる。
  • プラグインが多いのはWPの良いところだが、かといってすぐなんでもプラグインに頼るのは良くない。
    • 作成者がバラバラなため、バッティングするかもしれない
    • 本体のバージョンアップに付いて行けない古いプラグインもあるなど、動作保証やセキュリティリスクで不安があるものもある
    などの問題を生じさせやすい。
    そのため、メンテナンス性を高めるためにカスタマイズやプラグインは少ないほうが良い。

最後の点について、一例でいえば、がっつり作り込むようなギャラリーもあまり得意ではない。

特に多言語サイト[3]やサーバキャシュ[4]をプラグインで対応させるのは荷が重すぎる感がある。

といった具合でツールやCMSの特徴を把握し、それらを使い分けることができることで結果的にクライアントのニーズに広く対応できることになるのではないか、という話でした。

この点に関しては、去年のWordCampで「WPをガッツリ触ることができる人は、あまりWPにこだわっていない」という話を聞いたことを思い出しました。

あとはこのスライド。>日本のCMSの今。特徴とプロジェクトから考える、次のCMS選び:本編

 

開発環境

今回使っている方がいらっしゃれば聞きたかったのですが、聞けませんでした。

grunt(またはgulp)、bower辺りを普段から使っている方にどう使っているのか聞いてみたかったのですが…これはまた次回か、あるいは別の場所で聞いた方が良いのかも?

 

最後に。

主催メンバーや参加者の皆様、当日はありがとうございました&お疲れ様でした!

 


補足

  1. 登壇者は株式会社プライム・ストラテジーのプロジェクトマネージャをなさっている。
  2. Stop the Bokettchというプラグインに愛称(?)を使用された。検索エンジンのインデックスを有効にしていないと警告を発するプラグイン。
  3. 多言語に関してはconcrete5は元から多言語対応できるような設計がなされている、という。
  4. サーバキャッシュもconcrete5ならデフォルトで機能として存在している。MODxにもある。

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